コレド室町だけじゃない!日本橋で江戸を感じる「体験型」観光プランで、東京グルメも文化も満喫

みなさんは江戸文化がどのようなものかご存知ですか?
江戸時代を思わせる街の造りは、日本各地に残っています。しかし、東京には「新しい江戸」を感じさせる場所があります。
それが、日本橋です。
江戸文化独特の格子模様、スタイリッシュな色づかいなどが現代の高層建築の中にとり入れられ、伝統建築とはまた違う雰囲気を醸し出している日本橋の街中は、「新江戸」の魅力でいっぱいです。
今回は、そのような景観のある東京・日本橋で、江戸を満喫できるとびっきりの東京観光プラン、デートプランをご案内します!
目次
COREDO室町 美食とエンターテイメントの城
東京メトロ三越前駅の周辺に集まるCOREDO室町は、3つの建物からなるショッピングパークです。建物の中に入る店はほとんどが飲食店で、業態も今流行りのバルやカフェ、和の雰囲気を持つ居酒屋、カジュアルな鮨屋までさまざまです。
三井得意の「一か所で全て揃う」の真骨頂と言った所でしょうか。
しかし、3つがすべて同じということはなく、COREDO室町2の2階から3階にはTOHOシネマズ日本橋のシネマアミューズメントがあり、COREDO室町3の2階から3階には生活雑貨スペースがあり…と、きちんとジャンルのすみわけもされています。
特に地域色の出やすいTOHOシネマズの映画館では、「新江戸」日本橋の都会らしいラグジュアリーで品の良いじゅうたんが所狭しと広がります。
置いてあるソファもやわらかで、待ち時間も気になりません。
また、COREDO室町に入る生活雑貨は、さまざまなジャンルが集まっています。江戸を思わせるお店には、刃物専門店の『木屋』(COREDO室町1)、金箔製品の『箔座』(COREDO室町1)、箸をはじめ和小物を扱う『箸長』(COREDO室町3)、漆器を扱う『山田平安堂』(COREDO室町3)があり、更には、製菓製パンの材料や道具がそろう『TOMIZ』(COREDO室町3)まであります。
どのような料理が作りたいのかわからない、東京から帰って最初に食べる食事をちょっとだけいつもと変えたいなら、COREDO室町にお越しください。きっと東京らしい料理や食事のアイデアが浮かんでくるはずです。
マンダリンオリエンタルホテル 青空にそびえる摩天楼
COREDO室町1の目の前にそびえる『マンダリンオリエンタルホテル』は、日本橋の空高くそびえています。その姿たるや、まさにガラスの摩天楼。周辺の空と地上の景色を全て映し出し、光を反射させます。天気によって建物の色は変わるので、訪れるのは春や秋の晴れた日がおすすめです。
このマンダリンオリエンタルホテルは、世界各地に存在するマンダリンオリエンタルホテルの日本で唯一のレジデンスで、東京に来た世界のお客様に高品質なサービスを提供しています。
特に「日本」「江戸」を感じさせるサービスが、「京友禅の着物のレンタル」です。着物を着たことがないという海外のお客様にも、丁寧な着付けのサービスで美しく着こなすポイントをレクチャーしてくれます。お泊りの際には、そのような着物の装いで日本橋の神社を訪ねてみてはいかがでしょうか。
このほかにも、マンダリンオリエンタルホテルでは女性もうっとりしてしまうほど心地よい、エステルームやスパ、気持ちよく汗をかけるフィットネスクラブまで完備されています。
宿泊料金は、最低価格が52000円です。結婚記念日や新婚旅行で東京を訪れた際にはご検討ください。
福徳神社 摩天楼の中の社
福徳神社は、COREDO室町2の前にある神社です。
福徳神社は今から1200年くらい前にたてられた神社で、別名を芽吹神社(めぶきじんじゃ)と言います。
祀られている神様は倉稲魂命〈うかのみたまのみこと〉という作物の出来を司る神様ですが、江戸時代に商人から信仰を集めたため、五穀豊穣だけでなく商売繁盛の御利益もあるとされています。
福徳神社は、ビルとビルの密集するエリアにありながら倉稲魂命の神様のほかにも沢山の神様が、勧請(他の土地に由来のある神様の力を分けてもらって祀ること)されています。
たとえば、記紀神話のヒーロー大国主命や物知りの神様である事代主、江戸の開拓を進めた江戸の功労者として徳川家康、江戸城を築城した太田道灌なども祀られています。
日本橋はさまざまな人が行き交うところとして江戸時代以降栄えてきましたが、そこを通る人々に沢山の力を与えるため、神様達は社の向こうで待っています。
そして、福徳神社の境内を通る風はどこか「江戸」と「現代」両方を繋ぐかのような、ビル風とはまた違う趣きを醸し出しています。
都会的な美しさと伝統の美しさの融合を、ぜひ福徳神社で感じてください。
日本橋を楽しむなら!おすすめお散歩デート・観光プラン
さて、日本橋にはいろいろな魅力があることが分かりましたが、どのように楽しめばよいのでしょうか?
筆者のおすすめ観光ルートはこちら!
①三越前駅から出発
↓
②福徳神社を参拝
↓
③COREDO室町2でお食事
↓
④三井記念美術館でゆっくりアート鑑賞
↓
⑤日本橋へ
まずは東京メトロ三越前駅A6出口へ。福徳神社で江戸の力を吸収するとともに、日本橋に御鎮座召される神様にご挨拶しましょう。
そして、COREDO室町が誇る美食の数々の中には、必ずあなたの好みに合うものがあるはず。東京でしか食べることのできないヴェネチアイタリアンやモダンスペイン、カジュアルフレンチをどうぞご賞味ください。
腹ごしらえもすませた所で、今度は芸術に触れましょう。
三井記念美術館では、三井家に伝わる貴重な家宝を一年中堪能することができます。茶道具や屏風は江戸時代にタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。
最後に行きたいのが日本橋です。
日本橋は、正月に毎年恒例で行われる箱根駅伝のスタートラインにして終着地点です。また、日本橋は数々の物語の舞台ともなったところにして重要文化財にも登録された史跡です。
日本橋は日本の道路が始まったところとして、東京観光の新たな一歩を始めるにも観光から戻ってきた最後の一歩を踏みにももってこいの場所です。ぜひ、あなたも東京観光の一歩を日本橋から始めてみては。
日本橋から銀座へ歩いてみよう
日本橋からの観光であなたはどこに行きますか?
初めて訪れる東京で、どこに行けば東京を満喫できるのかわからないなら、日本橋からまずは銀座に足を延ばしてみてください。
銀座と日本橋の間には日本各地から集まってきた都道府県のアンテナショップや美術館があり、そして百貨店は銀座の魅力です。最近ではCOREDO室町のような食と生活雑貨のテーマパークが主流ですが、デパートの魅力はまだまだ健在です。
戦争復興期から続く百貨店の品質の良さと伝統を、ぜひ銀座に楽しみに来てください。
おわりに…現代日本橋は新しい江戸の形
日本橋と聞いて「観光」と思う人はなかなかいないかもしれません。それだけ日本橋は、「東京・江戸」のひとつのエリアであり、ローカルな場所だということでしょう。
しかし、COREDO室町や福徳神社、数々のアンテナショップや様々なイベントが日本橋の魅力です。
日本橋を東京観光の拠点にすれば、お江戸ニッポンを体感しながら、最新グルメもアートも文化も全て満喫できてしまいます!ぜひ東京を訪れる際には、日本橋からスタートしてみて下さい。
これらを楽しむのは前でも紹介したように、春と秋の晴天の日がおすすめです。なぜなら、日本橋エリアの中の日本橋以外のところはアスファルトジャングルであるため。夏の日に歩くのには熱中症対策と紫外線対策の必要がありますし、冬場のビル風も冷たいので、ご注意を。
ぜひ日本橋で、素敵な東京観光を楽しんでくださいね。
<今回紹介した観光スポット一覧>
COREDO室町
マンダリンオリエンタルホテル
福徳神社
三井記念美術館
<銀座と日本橋の間にあるアンテナショップ一覧>
にほんばし島根館
三重テラス
奈良まほろば館
日本橋富山館
日本橋長崎館
富士の国やまなし館
おいでませ山口館
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