東京オリンピックで渋谷がどう変わる?!再開発の近未来SHIBUYA特集!

2020年東京オリンピックもあと3年と、もう目の前に迫ってきましたよね。
たくさんのアスリートたちの事を考えると、いまからもうワクワクしてきますが、東京オリンピックで楽しみなのはそれだけではありません。前回オリンピックで首都高ができ新幹線が走ったように、今回もまた、再開発で東京は生まれ変わります。
もちろんそれは、東京の至る所でみられる光景になりますし、それは、最近の工事の多さからもなんとなく感じることはできますよね。
そんななか、生まれ変わる東京の最新スポットの中でもっとも注目されるであろう渋谷にスポットを当て、わくわくする新しい東京の姿に迫ってみようと思います。
はっきり言って、こんなにがらりと変わる大改造は、この先何十年も見ることはできないと思いますよ。
目次
渋谷ヒカリエを見下ろす巨大な駅ビルが出現?!
東京オリンピックに向けての開発の目玉になるのが渋谷、その更に中心が渋谷駅東棟の建設です。
なんとこの東棟、地下7階地上46階、高さにして230メートルという巨大ビルになる予定なんです。
230メートルと言われてもピンと来ないかもしれませんが、これは再開発事業の先駆けとして渋谷に登場した渋谷ヒカリエよりも50メートルも高い計算になります。東京全体を見渡しても、新宿の三井ビルディングを抜いてトップ10入りするという高さ。
しかも、渋谷駅東棟は名前の通り駅ビルですから、アクセスは抜群。
そこにオフィスや商業施設の入った46階建てのビルが建つのですから、もうこれは今から待ちきれませんよね。
さらに、なんとこの渋谷駅東棟は230メートルにある屋上を屋上展望施設として公園にしてしまおうという試みがなされています。詳細はまだわかりませんが、完成図と予定計画を見る限り、かなり開放的。
いや、もうそれは、開放的というよりあけっぴろげな区間が出来上がりそうです。
というのも、周囲をぐるりとガラス張りの回廊が囲み(230メートルの高さですよ)その真ん中は、天井のないオープンスペースになるというのです。(230メートルの高さですよ!)
まだ、どういったテナントが入るのかなど、不明な部分も多いですが、渋谷駅東棟がこれまでの商業施設とは別物であることが、これだけではっきりわかりますよね。
ちなみに、これは東京オリンピック後になりますが、2027年には地上10階の中央棟、地上13階の西棟もできて、渋谷駅の上は3つの高層ビルで埋まる予定です。
旧東急東横線の跡地に立つオフィスビル、そして渋谷駅迷路の解消へ?!
渋谷に立つのは渋谷駅東棟を含む駅ビルだけではありません。
まずは、かまぼこ駅舎として親しまれた旧東急東横線渋谷駅跡地に建設予定なのが渋谷ストリーム。
この渋谷ストリームはクリエイティブワーカーの聖地と位置付けられていて、渋谷エリアでは最も広い42600平方メートルを超える、巨大なオフィスビルです。
もちろんそれだけではなく、シティーホテルや多目的ホール、そしてもちろん商業施設も含めた複合商業施設になる予定。ちなみに高さは、渋谷ヒカリエと同じくらいの180メートル。
渋谷駅東棟とこの渋谷ストリーム、そして今ある渋谷ヒカリエと合わせて、渋谷は一気に超高層ビル街へと変貌するというわけです。
またこのビルと同時に、渋谷駅のホームが改変されます。地下鉄の4路線と直接つながる「アーバン・コア」が導入され、地上3階でJRと接続し、埼京線や湘南新宿ラインも移設されます。これによって、新宿駅の改築とともにこの渋谷ストリームの登場で、あの初見さんお断りな渋谷駅の迷路がすっきりするのは間違いなさそうです。
ある意味、地方民にとっては一番有難い渋谷の変化と言えるのではないでしょうか。
渋谷駅西口にできる新東急プラザは巨大バスターミナルに…
渋谷駅東棟を含めた三つのビル、そして渋谷ストリーム。渋谷の風景をガラッと一変させる施設の紹介をしてきましたが、立つのはそれだけではありません。
さらにもう一つ、新東急プラザが渋谷駅西口に建築予定なのです。
新東急プラザは、地上18階地下5階の予定で120メートルのビルになる予定だそうです。なんだか渋谷駅東棟と渋谷ストリームの話をした後だと低く感じてしまいますが、それは間違いなく錯覚です。地上120メートルは十分高い。牛久大仏やシン・ゴジラくらいの高さです。(わかりにくいですね)
ただこの建物が何の目的で建てられるかわかると、そのすごさが分ってくると思います。そう、この高さ120メートルのビルは、新しいバスターミナルになる予定なんです。地上18階地下5階、高さにして120メートルのバスターミナルです、その発想が豪快過ぎてついていけないレベルですよね。
しかしこれによって、成田や羽田といった国際空港からのバスとJRや私鉄の駅が直接つながりますから、便利になること間違いなし。
牛久大仏なみに大きなこのバスターミナルは、観光客にはありがたいビルになりそうです。ちなみに、バスの為だけのビルではないですよ。
超有名な歌のフレーズになった…渋谷の川が復活するという噂の真相
春の小川はさらさら行くよ。
このフレーズで始まる童謡「春の小川」という歌を聞いたことがある人も多いと思います。
この春の小川は、実は「渋谷川というかつて目に見える形で存在した川の事を歌った歌だろう」というトリビアを知っている人もまた多いのではないでしょうか。そして、そんな渋谷川は今、地面の下を流れる暗渠となっています。
実は東京オリンピックに向けての再開発では、この春の小川である渋谷川を復活させようという計画にもなっているのです。
この計画は稲荷橋下流側に「渋谷三丁目のゲートになる広場」を、そして金王橋上流に「渋谷三丁目のシンボルとなる広場」を建設する計画で、渋谷川広場と名づけられる予定です。
この新しい人口の河である渋谷川を流れるのは、リサイクイルされた水「清流復活水」と言われる水。そしてその周囲には、約600メートルに及ぶ緑の遊歩道と、護岸緑化されたツタなどの植物で覆われた岸部が続きます。
当然そうなってくると、その周囲にはその素敵な景観を利用したオシャレなカフェやレストランなどの様々なショップが立ち並ぶことは間違いないですよね。
東京オリンピックの再開発で産まれるのは、巨大なビルや近未来的な建造物だけではなくて、こうした自然あふれる憩いのスポットも登場します。
春の小川を眺めながらの癒しのランチタイム。楽しみです。
明治通りとキャットストリート、銀座線渋谷駅も生まれ変わる!
ここでは、渋谷再開発の中心的なものである、渋谷駅東棟を含む駅ビル・渋谷ストリーム・新東急プラザ、そして渋谷川広場と注目してきましたが、まだまだこれだけではありません。
渋谷駅から少し離れた明治通りとキャットストリートの交差点近くには、複合施設「SIBUYA CAST.(渋谷キャスト)」が登場します。
さらには、渋谷と代官山を結ぶ、なんと1キロメートルにも及ぶ遊歩道の建設も計画されています。これは、東京メトロの線路があった跡地を利用した遊歩道で、その長さと渋谷~代官山を結ぶ便利さから、かなり注目の再開発と言えますよね。
そして、銀座線渋谷駅も新しく生まれ変わる予定。これはもう長いこと工事しているからご存知だと思いますが、駅ビルも駅前広場も完全リニューアルで、どうなるか今から楽しみです。
おわりに
いかがでしたか、東京オリンピックで変わる渋谷の新しい姿。
今まで慣れ親しんだ渋谷の姿が変わってしまうのは少し寂しいですが、その寂しさを上回る期待でわくわくしてきませんか?
オリンピックは4年に一度、そして今度また日本でしかも東京でとなると、もう何十年先になるかわからないくらい先の話です。つまり、オリンピックによる再開発を見るのは、人生でこれが最後のチャンスかもしれません。
オリンピック自体は、短い期間で終わっていまいますが、再開発で出来た町はそれからずっと続いていきます。出来上がった新しい渋谷が、素敵な街になることを願いながら、東京オリンピック開催を期待して待ちましょう。
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